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DATuM IDEA® 医療情報利活用セミナー 2025
~ これからのリアルワールドデータ利活用と展望 ~

本セミナーは終了しました。ご来場ありがとうございました。

TOPPANホールディングス株式会社は、製薬企業の方々を対象に、2025年3月11日(火)にコングレスクエア日本橋(東京都中央区)において、「DATuM IDEA® 医療情報利活用セミナー2025」を開催いたします。
本セミナーでは、複数の見識者をお招きし、これからのリアルワールドデータ(RWD)利活用と展望について知見を共有いただく予定です。製薬企業の皆様におかれまして、本セミナーが、今後RWDの利活用を検討される際の一助になりましたら幸いです。

セミナー終了後には情報交換会をご用意しておりますので、交流の機会としてご参加いただけますと幸いです。
ご多用の折とは存じますが、ぜひともご来場賜りますようご案内申し上げます。

開催概要

開催日時
2025年3月11日(火)16:00 ~ 19:00(受付開始15:30)
セミナー終了後、同会場別室にて情報交換会を予定しています。

場所

コングレスクエア日本橋
東京都中央区日本橋1-3-13 東京建物日本橋ビル3階
https://congres-square.jp/nihonbashi/access/

ご注意とお願い

  • 本セミナーは製薬企業に所属されているお客様のみがお申込みいただけます。
  • 製薬企業に所属されていない方の参加をお断りする場合があります。あらかじめご了承ください。

プログラム

※セミナーの企画・講演内容・講演者は予告なしに変更する場合があります。

16:00 ~ 17:20 プログラム1

講演1大規模医療DB活用の現状と課題
 ~ 日本と海外の動向から ~
講演者京都大学医学部附属病院 病床運営管理部
特定教授 加藤 源太 先生
講演抄録日本における大規模医療DBは、NDB,や介護DBなど行政を中心に構築されているもの、
次世代医療基盤に基づく診療データや特定の保険者・医療機関のデータなど民間を中心に
構築されているものがあり、連結解析も可能になってきている。一方で、データの利活用環境においては、不十分と指摘されることが少なくない。
本講演では、海外の動向も紹介しながら、日本の大規模医療DBの利活用の現状や課題、
今後の可能性などについて概説する。
講演2リアルワールドデータで迫る禁忌薬の実態
講演者京都大学 国際高等教育院附属
データ科学イノベーション教育研究センター
教授 田村 寛 先生
講演抄録禁忌薬は、特定の患者群において重篤な有害事象を引き起こす可能性があり、添付文書に
記載され処方医にも周知されています。
しかし、開発時の臨床試験では対象患者層が限られるため、リアルワールドにおける禁忌薬の実態は十分に把握されているとは言えません。
本講演では、電子カルテデータやレセプト情報等のリアルワールドデータを活用し、禁忌薬使用の実態、有害事象の発現状況、等を分析した例を示します。
本講演により、市販後の大規模データ解析から明らかになる新たな知見が、安全で効果的な薬物使用につながる議論が進む一助となることを願います。

休憩

17:30 ~ 18:15 プログラム2 製薬企業におけるリアルワールドデータ利活用状況

講演1再生医療等製品の開発におけるデータベース研究の利活用
講演者ロート製薬株式会社
近藤 光 様
講演2レセプトデータ/電子カルテデータ活用の現状と期待
 ~ 製薬会社(MA)の目線から ~
講演者中外製薬株式会社
槙島 美佐子 様

18:15 ~ 19:00 プログラム3

講演ヘルスビッグデータと機械学習
 ~ 電子カルテデータとレセプトデータ連結による可能性
講演者二松学舎大学 国際政治経済学部
教授 小久保 欣哉 先生
講演抄録これまで、わが国のヘルスビッグデータはレセプトデータ(医科、DPC)が中心的に活用され、解析されてきました。
しかし、近年では電子カルテ由来のデータも活用することが出来るようになり、治療のアウトカムを対象としたレトロスペクティブな研究をおこなうことが出来るようになってきました。
本講演では、DPCレセプトと電子カルテデータを対象に機会学習をもちいた糖尿病領域
の治療有効性や薬剤選択などのアウトカムを分析目的とした解析事例を紹介します。
また、多施設での小細胞肺がんを対象に電子カルテデータと医科レセプトが一意に紐づいたレトロスペクティブな研究事例を取り上げ、今後、大規模に電子カルテデータと医科レセプトが一意に連結することへの期待について述べます。

19:15 ~ 情報交換会

講演者ご紹介

<京都大学医学部附属病院 病床運営管理部 特定教授>
加藤 源太(かとう げんた)

  • 日本内科学会総合内科専門医
    日本救急医学会専門医
    社会医学系指導医・専門医
  • 診療情報管理士、診療報酬請求事務能力認定試験合格
  • 関西広域 医療データ人材教育拠点形成事業 ビジネス特化型インテンシブコース(KUEP-DHI dot.b)
  • 運営委員会 運営副委員長/運営事務局

<京都大学 国際高等教育院附属
 データ科学イノベーション教育研究センター 教授>
田村 寛(たむら ひろし)

  • 画像情報や遺伝情報も含む臨床データを活用した疫学研究
    主に眼科領域での観察研究を主体とした臨床研究で、発展著しいマルチマダリティーな画像情報や遺伝情報を組み合わせ、病態解明・予後予測につなげる研究に約20年に従事。
  • ナショナル・データ・ベース(NDB)を含むレセプトデータや
    EHRシステムを活用した疫学研究
    平成25年閣議決定の日本再興戦略で掲げられているデータヘルス計画の中核を担う、レセプトデータの二次活用やEHRシステムで集積されたデータを用いた疫学研究にも積極的に関与。
  • 病院経営改善を指向した病院情報システムの改善、
    新システムの実装や情報の利活用に関する研究
    病院経営改善計画の中で、病院情報システムの改修・改善・二次活用は重要性が増しており、IoTや人工知能などの新しい技術を実務に取り入れるための課題の整理・実装検証に関する研究にも従事。

<二松学舎大学 国際政治経済学部 教授>
小久保 欣哉(こくぼ きんや)

  • 北海道大学大学院経済学研究科修了 修士(経済学)
    東京都立大学経営学研究科MBAプログラム修了 修士(経営学)
    筑波大学大学院ビジネス科学研究科博士後期課程修了 博士(経営学)
  • 株式会社野村総合研究所コンサルティング事業本部上級コンサルタント・プリンシパルとしてヘルスケア&ライフサイエンス領域の戦略構築支援、RWD解析・医療経済研究支援に従事
  • 2018年~ 二松学舎大学国際政治経済学部 准教授
    2023年~ 二松学舎大学国際政治経済学部 教授
  • 現在、株式会社ヘルスケアコンサルティング代表取締役
    TOPPANホールディングス株式会社、株式会社コーチ・エィ、高知県庁顧問などを兼任