海外の情報源の活用②

MA活動に関連が強い海外団体

国内外の様々な医療情報を基にした戦略的活動を展開するMA部門にとって、国際的な団体や協会が提供する情報は、MA活動を支える上で欠かせない資源となります。ここでは、特にMA活動に関連した海外の団体とその役割について紹介します。

  1. 国際製薬医学会(IFAPP: International Federation of Associations of Pharmaceutical Physicians and Pharmaceutical Medicine)
    • IFAPPは、製薬医学に特化した国際的な団体で、各国の製薬医学関連の団体や製薬企業の医師、臨床試験の専門家などから構成されます。製薬医学の発展を目的に活動しており、主な活動内容は、教育・トレーニングプログラムの提供、倫理的ガイドラインの推進、ネットワーキングの促進、科学研究の支援、資格認定制度などがあります。MA部門に関連した活動内容が多く、日本支部は日本製薬医学会(JAPhMed)が担っています。
  2. Medical Affairs Professional Society (MAPS)
    • MAPSは、MAに特化したグローバルな団体で、MA部門に所属する多様な専門職が参加しており、MA組織の進化発展を目的にMA関連の専門職の能力開発やベストプラクティスの確立、専門家同士のネットワーク構築と協力体制を支援しています。
  3. Pharmaceutical Research and Manufacturers of America (PhRMA)
    • 日本の製薬企業のMA部門は、PhRMAの活動を通じて、米国市場の動向を把握し、グローバルな視点での戦略を策定する際の参考となり、重要な情報源であるほか、PhRMAの日本支部であるPhRMA Japanの専門部会においてMA部門が実施するメディカルエデュケーションの方向性に関するポジションペーパーが発出されており1PhRMA Japan Medical Affairs Committee Working Group 2、ポジションペーパー:製薬企業のメディカルアフェアーズ部門が実施するメディカルエデュケーションの意義と実践、米国研究製薬工業協会(PhRMA)ホームページ、2021年、https://www.phrma-jp.org/library/library202202-2/、2024年10月21日
      、その活動内容はMA部門として参考になります。

これらJAPhMed、MAPS、PhRMA は日本においてもMA関連の学会を共同主催するなど互いに協働しながら活動を行っており、またMA部門の中の医師をはじめとする関係者は所属もしくは活動に参加していることも多いので、注目しておくとよいでしょう。

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    PhRMA Japan Medical Affairs Committee Working Group 2、ポジションペーパー:製薬企業のメディカルアフェアーズ部門が実施するメディカルエデュケーションの意義と実践、米国研究製薬工業協会(PhRMA)ホームページ、2021年、https://www.phrma-jp.org/library/library202202-2/、2024年10月21日