疾患に関する知識

UMNの把握に必要な前提知識

製薬企業のメディカルアフェアーズ(MA)部門が担う業務の一つとして「アンメット・メディカル・ニーズ(UMN)の把握」があります。現在の診療状況とUMNを把握することで、潜在的なリスクや市場規模が明らかになり、医薬品の開発余地に注目することが可能になります(詳細は「UMM把握の目的」の項をご参照ください)。

UMNを把握するための手法はさまざまですが(詳細は「UMM把握の手法」の項をご参照ください)、まずは基本的な疾患・治療方法・薬剤に関する情報を収集し、前提知識として理解する必要があります。

ここでは「疾患」に関する情報の効率的な入手方法について解説します。

情報の種類と入手先

疾患を理解するために必要な情報は主に5つに分類されます。それぞれ、押さえるべきポイントと情報入手先を表1にまとめました。

表1. 疾患理解に必要な情報

情報入手先の特徴と使い方

表1にさまざまな情報入手先を挙げましたが、情報量や内容の専門性には違いがあります。通常、情報収集を効率的に行うには、一般的で簡潔な情報から専門的で詳細な情報へと確認を進めますが、自身の現在の知識量と情報収集の目的に合わせて入手先を使い分けます。また、UMN把握につなげるためには、エビデンスの確立した情報だけではなく、実臨床の情報も広く収集して、疾患を包括的に理解することが求められます。

主な情報入手先の特徴と参照する際のポイントを下記にまとめます。

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